【WiMAXはダメ?!使えない?!】繋がらないワイマックス❝圏外だらけの電波編❞

 
ガチャピンの広告で好感度が高いWiMAXですが、使用者の声を見ると「WiMAXは容量無制限で使えて最高」と言う方がたくさんある裏で、
「WiMAX凄まじく使えない」という感想から、「金返せ!」まで訴えている方が、なかなかの数いらっしゃるようです

 

楽しげに踊るガチャピンに向かって、金返せとは穏やかでないですが、
今回は、WiMAXのどの辺りがそんな事を言わせてしまうのかを探りつつ、
それをカバーするWi-Fiルーターが無いかについても見て行きたいと思います。

WiMAXはつながらない?!

WiMAXは使えないという声の中でとにかく1番多いのが、「WiMAXの電波が入らない」と言うものです。

 

電波を介してインターネット接続を提供するWiMAXが、電波が入らないというのはちょっと厳しい気がしますが、
探っていくと、WiMAXの電波が入らない、には種類があり、
 

屋内でWiMAXが入らない

地下でWiMAXが入らない

エリア外でWiMAXが入らない

新幹線でWiMAXが入らない

 

の4つに分けられるようです。

 

諸々調べてみると、①〜④それぞれに「なぜWiMAXは電波がつながらないのか?」の
重要な理由が詰まっていましたので、以下1個ずつ見てみましょう。

 

① 屋内でWiMAXが入らない

まずは「屋内でWiMAXがつながらない」について見てみたいと思いますが、
WiMAXは本当に室内で電波がつながり難いのでしょうか?
 

Twitterの方から口コミを拾ってみましょう。
 

 

マンションやビルの部屋内でWiMAXの電波が入らない例はかなり見られ、直近だけでもなかなかの数に上りましたが、
何を隠そうこれに関しては、自分にも実体験があります。

 

以前ネット回線で迷っていた時、広告でガチャピンが、WiMAXがおすすめだと踊り狂っているのを見ました。
ガチャピンといえば幼少時からずっとテレビで見ており、一緒に育った兄のようなもの。
体型も肌の色も人間離れした兄ですが、「兄さんがいいと言うんだからコレでしょう!」とWiMAXを申し込みました。

 

しかし、いざWiMAXの端末が届き、ワクワクしながら電源を入れると、電波マークの脇には赤い✕印が
 

 

なんかマズいなと思いつつ、端末片手に部屋内をうろつくと、やっと玄関ドア前10cm程の所に来て、赤い✕がアンテナ1本にパッと変わりました。
しかし、やっと電波掴んだかと思ったのもつかの間、再び部屋内に戻ろうとすると、また悪魔の赤✕印がハジけるように再点灯

「電波掴んだんじゃないのかい」と再びドア前10cmにかざすとアンテナが灯り、
「もしや」と20cmまで遠ざけると赤✕が

 

疑惑が確信に変わり玄関前で端末を、10cm・20cm・10cm・20cmと動かしてみると、
それに連れて端末の表示も、アンテナ・赤✕・アンテナ・赤✕と、
誰かウラで操作してるのかと思う程、バカ正直にキッチリ反応していました。

 

その後更に部屋中サーチして最終的に判明したのは、
WiMAXの電波は、部屋中殆ど赤✕クッキリ、唯一たった1本アンテナ立つのが玄関ドアの約10cm前まで、という受け入れ難い事実だったのでした。
 

 

この様に、室内に入った途端、何度やっても明確に入らなくなるあたり、逆に電波の存在というものが分かった程ですが、
WiMAXの、ビル・マンションなど屋内での電波のつながりにくさは、本物と言っていいでしょう。
 

なぜWiMAXは建物内で電波が入らないのでしょうか?

ここで気になるのは、理由です。
なぜWiMAXは、屋内で電波が入らないのでしょうか?

 

調べてみると、その答えはWiMAXが使っている電波の周波数にありました。

電波は文字通り波で、1秒間あたりの波の振動の回数が周波数なのはご存知の通りですが、
周波数により以下の様な違いがあります。
 

低い周波数

障害物を越えて伝わり易い

 

高い周波数

障害物に邪魔され伝わりにくい(直進性が高いため)

 

人間も低い周波数の電波が見えれば、ここまで袋とじに一喜一憂せずに済んだのにという気もしますが、
親友が実はメンズブラを付けていたのが透けて見えてしまう等、余計な事が判明してしまう面もあるので、痛しかゆしといった所でしょうか?

 

室内でつながるかの境目はココ

ちなみにここが重要ポイントですが、電波がマンションやビルの陰・建物の内外の別などを越えて到達するかどうかは、だいたい1GHz台の中盤あたりに境目があります。

 

ですので、データ通信に十分な電波の送受信を考えると、1GHz未満(=1000MHz未満)の周波数帯を使用しているキャリアの電波はビルやマンション内などでも受信出来ますが、
逆に1GHz台を超えて、2GHz以上の周波数帯のみを使用しているキャリアは、残念ながらマンション・ビル内などに入った場合、全く電波が入らなくなる事も珍しくありません

 

そこで気になるのは、各社がどの周波数帯を使っているのかでずか、
以下、3大キャリアを始めマイナーなところまでを漁って、各モバイルWi-Fiルーターが使っている周波数帯を調べてみたのがこちらです。

キャリア名周波数帯
ドコモ 800MHz,1.5GHz,1.7GHz,2.1GHz,3.5GHz
au2.5GHz
SoftBank 900MHz,2.1GHz,2.5GHz
WiMAX2.5GHz
Ymobile 900MHz,1.7GHz,2.1GHz,2.5GHz
OnlyMobileドコモ系プラン 800MHz,1.5GHz,1.7GHz,2.1GHz,3.5GHz
WiMAX系プラン2.5GHz
Ymobile系プラン 900MHz,1.7GHz,2.1GHz,2.5GHz
CMobile 800MHz,1.5GHz,1.7GHz,2.1GHz,3.5GHz
スマモバ 800MHz,1.5GHz,1.7GHz,2.1GHz,3.5GHz
NEXTmobile 900MHz,2.1GHz,2.5GHz

《スマホの方は横スクロールで隠れている部分をご覧頂けます》

 

境目である1GHz未満(=1000MHz未満)の“入り易い” 周波数帯を緑の字で、
更に地の色を以下の様に表示しました。

白バック
1GHz未満(=1000MHz未満)の入り易い周波数帯を持つキャリア
 

赤バック
2GHz以上の電波が入らない周波数帯しか持たないキャリア

 

これを見るとあのWiMAXは、電波がマンション・ビル内に入るかの境目を超えた、“入りにくい” 2.5GHzの周波数帯のみで通信業務を行っている事が分かります。
 

他に800MHzなどのつながり易い電波も持っていれば問題ありませんでしたが、障害物にピコピコ跳ね返されまくる2.5GHzのみによって通信業務を行っているため、
ある意味、WiMAXがマンションの部屋内・ビル内・地下などで電波の受信状態が悪いのは当たり前のことでした。

この状況を見ると、こんな入りの悪い電波ばかり使うWiMAX、別に低い周波数帯も使えばいいじゃないかと思われます。
 

しかし、携帯電話の電波の免許取得というものが容易な業ではないからなのか、WiMAXの社長である野坂氏はインタビューで、今後一切入りの良い低い周波数の電波帯域に進出することはないと明言しており、
 

残念ながらWiMAXがマンション・ビル内や地下で電波が入りにくい状況は今後も続いていってしまいそうです

 

 

② 地下でWiMAXが入らない

次は地下での電波状況についてです。
携帯電話が初めて世に売り出された時から、地下と言えば電波のバミューダトライアングルでしたが、WiMAXはどうでしょうか?
 

まずは口コミから見ていきましょう。

 

 

地下自体電波がつながりにくいのは事実ですが、
一般的には、前出の1GHz未満の電波の使用や地下街でのアンテナ設置といった対策によって、電波がつながる様になって来ているものの、
WiMAXについては、未だに他の携帯キャリアと比べて、極端につながりが悪い様です。

 

これもやはりWiMAXの根本の話としての、障害物に弱い2.5GHzを使用している事からの、基地局を設置しても、地下街の角を曲がるだけで急激に電波強度が弱くなる、という現象、
並びに基地局自体の数の少なさに起因します。
 

電波が入らない

 

なお地下鉄については、WiMAXは対策として、地下鉄に基地局を設置しています。
しかし、「地下鉄○○線全線でWiMAX開通!」と言っているニュースリリースを見ると、基本○○線の各駅の駅構内だけの話であることが分かります。
 

今や電車に乗って居るときにネットを見るのは必須になりつつありますが、駅に停まった時だけネットが見れるダルマさんが転んだ方式では、
殆どの時間は走行中なだけにちょっと使い物にならないなという事になってしまいます。

 

一部の電車では、鉄道会社の施策として、電車内にフリーWi-Fiを入れている所が出てきていますが、
こういった施策を広範に行っていく時の、各種作業・折衝の膨大さを考えると、残念ながら今後も地下鉄でWiMAXを使うというのは難しいと言えそうです。

 

 

③ エリア外でWiMAXが入らない

続いてエリア外のためWiMAXが入らないになります。
 

まずはツイートから見てみましょう

 

 

この様に、建物内・地下に続いてエリアに関しても、残念ながらWiMAXの電波は問題がある様です。

 

エリアが残念なのは2つの理由から

これについても何故なのか原因が気になる所ですが、実はこれも周波数がその根本にあります。
周波数はその高低により、障害物に強い弱いといった性質がある事は前述しましたが、実はもう1つ以下の重要な性質があります。

低い周波数

1つの基地局からの電波が遠くまで届く

 

高い周波数

1つの基地局からの電波が近距離しか届かない

これにより、周波数が高いWiMAXは、高い設備費用をかけて1つ基地局を設置しても、カバー出来る範囲が狭くなってしまっています。

 
 

しかも、後編にて詳しくご紹介しますが、基地局の数自体がWiMAXは、3大キャリアに比べると1/3~1/6しかありません
 

ですので、狭い範囲しかカバー出来ない基地局が、数としても圧倒的に少ないため、WiMAXはエリア的に非常に狭いものになるのも当然の帰結と言えるでしょう。
 

アンテナ・基地局が少ない

 

加えて前述の様に障害物に弱い電波でもありますので、死角が非常に多く、エリア内となっているはずの都心でも、ポツポツ電波が途切れやすいという、前時代的な状況に陥ってしまっています。

 

しかし「そう言えばWiMAXは人口カバー率90%超えって言ってたけど?」という情報通の方も居るかも知れません。て
確かに全人口の90%以上が住んでいる所が本当にカバー出来ていればめでたいのですが、この人口カバー率というもの算出の仕方には、非常に問題があります。

人口カバー率について

このWiMAXが人口カバー率90%超えという発表があったのが 2012年7月2日のニュースリリースになりますが、この算出の根拠は以下の通りです。

・カバーしている・していないを市町村単位で決定
 
・その市町村がカバーしているかどうかは、 その市町村の役所がある地点で通信可能かどうかで決定

 

これは仮にA市の市役所前でモバイルWi-Fiルーター端末を見て、1本でもアンテナが立っていれば、A市全体がエリア内と判定されてしまうと言う、
一般感覚としては詐欺的と言ってもいいような基準となっています。
 

この基準はドコモも採用していた基準で、au・Softbankが500m四方の正方形のゾーン内毎に調査を行っていたのと対照的な対応になっています。

 
 

この後 この基準の劣悪さ・業者間の基準の違いによる比較の困難を避けるため、2014年7月8日電気通信サービス向上推進協議会から、人口カバー率算出にあたって、au・Softbank方式に近い統一基準が定められました。
 

このためWiMAXの新基準においての人口カバー率が大きく下がったのか、 2012年7月3日以降はWiMAXから人口カバー率について新たなニュースリリースは発表されてません

 

 

④ 新幹線でWiMAX入らない

35点差付いてるのにまだホームラン狙ってフルスイングする様で いたたまれないですが、
利用期間の長いモバイルルーターの選択についてなので、最後に新幹線での電波状況についても見てみましょう。
 

まずは使用者のツイートからです。

 

 

WiMAXユーザーで使用状況を公開している方のサイト(http://123internet-keiyaku.jp/78.html)を見ても、新幹線内でWiMAXがつながるのは、概ね以下のエリアです。
 

東海道新幹線
・東京-新横浜
・名古屋近辺
・京都-新大阪

東北新幹線
・東京-大宮(不安定になる箇所あり)
・仙台駅近辺
・盛岡駅近辺
・新青森駅近辺

上越新幹線
・東京-高崎
・新潟駅近辺

逆に、これ以外のエリアでは殆どつながらない状況のようです。

 

この電波状況の悪さは、実は、根本であるWiMAXの通信方法に原因があります。
WiMAXは通信の仕方として IEEE802.16e-2005という規格の物を採用しています。

 

実はこの規格の通信方法ですと、移動中のモバイルルーターが問題無く通信し続けられるスピードが120km/hまでとなってしまっているのです。

 

モバイル通信は、電波を各所に点在する基地局という通信装置から受けていているのは皆さんご存知かと思います。
 

モバイルルーターの持ち主が移動すると、元々つないでいた基地局Aのカバー範囲を外れて、基地局Bのカバー範囲に移動する事が出てきますが、
これにはネットの通信上の処理が必要になります。

 

例えて見れば、桜井さんの家の電話を借りていたのを隣の高見沢さんの家の電話に借り替える訳ですから、
 

桜井さんにお礼を言って電話を切り、高見沢さんの家で電話を借りていいか聞き、OKなら高見沢さんの家の電話から再び名前を名乗って先方に電話する必要が出てきます。
 

ネット接続に関しての同様の手続きはハンドオーバーと呼ばれています。
 

 

このハンドオーバーですが、現状のWiMAXの通信規格ですと、この手続きを行いつつ基地局の移動をしていくには、
あまり速度が速いと間に合わず、理論上は120km/hが限界という事になります。

 

桜井さん高見沢さんの例で言えば、挨拶係がスキャットマンジョンぐらいの早口ならどんどん次の家へ行けますが、
 

吉永小百合さんぐらい上品にいくと、桜井さんの家の挨拶が終わる頃には、本体は次の次の次の次の家ぐらいまで行ってしまい、電話を掛けることが出来ない、という現象が起こってきます。

 

WiMAXはこのスピードの遅さから、新幹線に乗るとネットに接続できない、という状況となっています。

 

WiMAXはやはり使えない?!

以上今回は、「WiMAXは使えない?! 」の前編「ココが残念WiMAX編」として、WiMAXの残念な部分をご紹介してきましたが、
同じくガチャピン兄さんに残念な思いをした方には、同窓会での思い出話のように共感して頂けたのではと思います。

 

前編はWiMAXのマズい所を挙げるのみでしたが、
後編では、自分自身WiMAX解約後、泣く泣く【電波がつながり易いモバイルルーター】を、メジャーな物から多少マイナーな物まで調べ結果、
 

非常に電波がつながり易く、かつ容量が十分多い物で最安のモバイルルーターを発見する事が出来ました。

 

自分自身調べて行く内にそのモバイルルーターが欲しくなってしまい実際契約したのですが、
後編のWiMAXはダメ?! 使えない?! 【このルーターにしたら快適なりました編】として、そのモバイルルーターをご紹介したいと思います。
 

 

 

それでは皆さんの快適なインターネットライフをお祈りしています!!