
格安simの世界に初めてSoftBank回線を持ち込み、その格安sim離れした回線速度で話題となったb‐mobile。
中には「結構良いのは分かってるんだけど、ここでキャンペーンやキャッシュバックがあれば、使ってみようかと思うだけどなー」と言う方も多いと思います。
b‐mobileは、実はかなりオトクな特徴を持っているため、
その特徴を活かした使い方により、通信費トータルで最も安く、かつ快適なネット環境が手に入る事をご紹介したいと思います。
b‐mobileのキャンペーン・キャッシュバックについて

それでは早速、1番気になるb‐mobileのキャンペーン情報からご紹介していきましょう。
結論としては、以下の様になります。

↓
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残念ながらありません…
せっかく記事をご覧頂いた所申し訳ございませんが、残念ながら、現在b‐mobileではキャンペーンを行っておりません(汗)。
b‐mobileのサイトには、実はキャンペーンについて書かれたページ『http://www.bmobile.ne.jp/campaign/』はあるのですが、
《b‐mobile公式サイト内のキャンペーンについてのページ》
この様に、書かれている内容は2007年の物で、対象も今は無きPHS回線を使ったサービスとなります。
なぜかページだけは消されず、検索をかけると出て来るようになっています。
開かずの部屋が大通りからは丸見えといった感じで、ちょっとマヌケな感じもしますが、こういった状況となっています。
b‐mobileのオトクな特徴って?

さて、キャンペーンは無かったのはちょっと残念でしたが、b‐mobileには、冒頭で触れた様に非常にオトクな特徴があります。
この特徴のお陰で、あるオススメの使い方をすると、通信費トータルで非常に安く、しかも快適なネット環境が手に入りますので、ぜひご覧下さい。
まずは解説の前に、その特徴並びに使い方とは何かをご紹介しましょう。
以下の通りです!

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音声通話simの最低料金(※)が¥990と安い事です!
音声通話simの料金中、データ容量が1番少ないながら1番安いプランの料金
②通信費トータルが最も安くなる使い方とは
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モバイルルーターと共用
する事により
「最安」かつ「速い」インターネット環境が手に入ります!
b‐mobileは、格安simとしてはいち早くSoftBank回線を導入したため、以下の様なメリットについては各所で言われてきたかと思います。
- SoftBank購入のsimロック未解除のiPhoneが使える
- SoftBank回線で加入者も少なく、格安simとしては回線速度が速い
しかし、実は他のサイトでは語られていないもののもっと大きなb‐mobileの特徴が、今回ご紹介する、
「マトモに使える格安sim中で音声通話simの最低料金が1番安い(¥990)」
という点です。
実はこの特徴のおかげで、単にスマホ料金だけでなく『通信費トータルで最安』となる方法につながって行きますので、以下ぜひご覧チェックしてみてください!
【オトクな特徴】
b‐mobileは本当に音声通話で1番安い?!

まずは、オトクな特徴①のマトモな格安sim中「音声通話simを1番安く運用できる」について見ていきましょう。
音声通話simを運用するためには、格安sim各社が出している音声通話プランを契約する必要がありますが、その中でもひと月あたりに使えるデータ容量により、月額料金が分かれています。
1番安く運用するためには、その中でも1番安いプランを選択する必要がありますが、以下が格安sim各社の「音声通話simをキープするための最低料金」の表になります。
格安sim | 音声通話sim 最低料金 |
0sim | ¥700 |
b-mobile | ¥990 |
LinksMate | ¥1,100 |
イオンモバイル | ¥1,130 |
DMMmobile | ¥1,140 |
QTmobile | ¥1,170 |
LINEmobile | ¥1,200 |
exciteモバイル | ¥1,200 |
ヤマダニューモバイル | ¥1,250 |
Drive sim | ¥1,260 |
mineo | ¥1,310 |
BIGLOBEmobile | ¥1,400 |
nuro mobile | ¥1,400 |
u-mobile | ¥1,480 |
楽天モバイル | ¥1,480 |
iijmio | ¥1,600 |
NifMo | ¥1,600 |
OCNモバイルONE | ¥1,600 |
J:com | ¥1,600 |
UQmobile | ¥1,680 |
Repair sim | ¥1,780 |
この様に、全体的に¥1,200〜¥1,600が中心価格帯の中、b‐mobileは¥1,000を切って2位と健闘しています。
しかしながら、1番安いのはNUROモバイルが出している0simという格安simになります。
これは月額¥700と非常に安価で、思わず手を出してしまいそうになりますが、1つ致命的な欠点があり、それは「一般サイトの表示もおぼつかない程、速度が遅い」と言う事です。
0simは遅すぎて使えません
以下が格安sim各社の、実測による回線速度の表になります。
格安sim回線速度リスト | |||
格安sim | 速度(Mbps) | ||
8時 | 12時 | 19時 | |
LinksMate | 5.8 | 6.0 | 2.3 |
mineo | 8.1 | 0.3 | 2.1 |
b-mobile | 4.9 | 1.0 | 2.1 |
QTモバイル | 7.8 | 0.2 | 1.9 |
UQモバイル | 5.6 | 3.2 | 1.4 |
nuroモバイル | 4.8 | 1.7 | 0.4 |
dmmモバイル | 3.8 | 0.4 | 1.7 |
NifMo | 3.1 | 0.2 | 2.0 |
exciteモバイル | 2.6 | 0.2 | 1.5 |
LINEモバイル | 2.4 | 0.3 | 0.7 |
iijmio | 2.3 | 0.3 | 0.2 |
U-mobile | 1.8 | 0.5 | 1.9 |
楽天モバイル | 1.7 | 0.3 | 2.0 |
ヤマダニューモバイル | 1.7 | 0.4 | 1.9 |
OCNモバイルONE | 2.1 | 0.2 | 1.3 |
BIGLOBEモバイル | 1,8 | 0.4 | 0.2 |
0sim | 0.5 | 0.1 |
《3Mpbs未満は赤字で表示しています》
この様に0simは、その料金の安さの代わりに速度が1番遅い格安simとなっています。
なお〇〇Mbpsといってもどれ位の速度か分かり難いですが、以下が、インターネット上の各コンテンツの表示・再生に必要な回線速度となります。
コンテンツ | 必要な速度(bps) |
テキスト中心のホームページ | 1M |
画像中心のホームページ | 3M |
ファイルやアプリのダウンロード | 2~5M |
youtube ( 360p:低め画質) | 0.5M |
youtube ( 480p:標準画質) | 3M |
youtube ( 720p:ハイビジョン) | 5M |
youtube (1080p:フルHD超高画質) | 7M |
DVD | 480p同等 |
地上デジタル放送 | 720pと1080pの間 |
Blu-ray | 1080p |
意外にも、必要な速度がそれ程でもない事に、調べてみて驚きましたが、0simの遅さは、この低いハードルをも超えられない超低速です。
事実口コミを見ても、ウェブサイトの閲覧もほとんど出来ないレベルで、0simは残念ながらマトモには使えない格安simとなります。
置いてある物が、リモコンのボタンだけとか、自分が書いた犬が歩くパラパラ漫画とかでは、
「あーら安いわね」とまとめ買いをしてくれるマダムが現れるのは難しいのと同様、
0simは購入の検討リストからは外さざるを得ないでしょう
b‐mobieはマトモに使えて安い!
これに対してb‐mobileは、回線速度は全体で3位。
一般サイトは問題なく表示可能で、動画も、高精細な物はキツいですが、何とか再生可能な「マトモな格安sim」になります。
更に料金的にも、使えない物を除くと、唯一¥1,000を切って安さ第1位となっています。
この様にb‐mobileの音声通話simは、ある程度の「速さ」を持った格安sim中、最も安いものとなっています。
【使い方】
b-mobile+モバイルルーターは本当に最安?

ちゃんと使える格安sim中最安が確認出来たb‐mobileですが、本当にモバイルルーターと共用すると、全インターネット環境中最安になるのかを検証して行きましょう。
基本的には、「全インターネット環境中、通信費トータルで最安な物はどれか?」については、以下の記事にて検証して来ました。
▶ 最安値のネット回線について
詳しくは文章量が膨大になりますので上記記事に譲り、こちらの記事では結論を上記記事とは少しアレンジした形で、以下分かりやすくお伝えしたいと思います。
モバイルルーター(STAR Wifi)
+
格安sim(b-mobile)
が最安?!
一般的にネット環境を大きく分けると、
に分けられます。
ここで「自宅回線」と「外出時の回線」について、具体的な回線の種類を、表に全て書き出してみましょう。
自宅回線 | 外出時の回線 |
・光回線(マンションタイプ) ・光回線(戸建タイプ) ・ケーブルTV回線 ・モバイルルーター | ・3大キャリアスマホ ・格安simスマホ |
ここで前記の記事にて、それぞれの回線ごとに、そのカテゴリー内でで1番安い月額料金のブランドを探し出しました。
初期費用やキャッシュバックなども全て加味した、実際に支払う実月額費用ベースで比較しましたが、結果としては以下の表の様になります。
自宅回線 | 外出時の回線 |
光回線(マンションタイプ) auひかりマンションタイプ 光回線(戸建タイプ) auひかり戸建タイプ ケーブルTV回線 入間ケーブルTV モバイルルーター STAR Wifi | 3大キャリアスマホ au(ピタットプラン1GBまで)
格安simスマホ b-mobile(1GBまで) |
この結果から、各ネット環境(=左の固定回線1個+右の回線から1個)の合計月額料金を、安い方から順に並べて行ってみましょう
ネット環境トータル料金 | ||
順位 | ネット環境 | トータル料金 |
1 | auひかりマンションタイプ +b-mobile | ¥2,765 ~¥4,365 |
2 | auひかりマンションタイプ +auピタットプラン | ¥4,755 ~¥6,355 |
3 | STAR Wifi +b-mobile | ¥4,000 |
4 | auひかり戸建タイプ +b-mobile | ¥4,949 |
5 | 入間ケーブルTV +b-mobile | ¥5,240 |
6 | STAR Wifi +auピタットプラン | ¥5,990 |
7 | auひかり戸建タイプ +auピタットプラン | ¥6,939 |
8 | 入間ケーブルTV +auピタットプラン | ¥7,230 |
この様に、1番安いのは「auひかり+b‐mobile」(auひかりのマンションタイプによる)となりました。
auひかり+b‐mobileには大きな問題があります!
今回も、0simの時と似た図式で申し訳ありませんが「auひかり+b‐mobile」はパッと見1番良いようで大きな問題が有ります。
それが
「外出時のデータ容量=b‐mobileのデータ容量」が少ない
事です。
b‐mobileは最低料金¥990と、安価で音声通話simをキープ出来るのが強みですが、これですとひと月に1GBしか使う事が出来ません。
通信制限とデータ容量
外出時のネット使用の重要度は皆さん感じてられる通りですので、ネットは3日だけ使って、残りの約27日は情報は道行く人に聞いて取るというのはちょっと厳しいものがあります。
この様に固定回線と組み合わせた場合、b-mobileの特徴である¥990のプランでは不足で、もっとデータ容量がたくさん使えるプランでないといけないと言う事になります。
モバイルルーターなら外でも大丈夫です
振り返ってSTAR Wifi(モバイルルーター)+b‐mobileはどうでしょう?
モバイルルーターの良いところは「場所を選ばず使える」という所で、
家で使えるのはもちろん外出時でも家と同様b‐mobileのスマホをモバイルルーターにつないでネットに接続する事が可能です。
このため、データ容量はモバイルルーターの物をもらえるので、b‐mobileの音声通話simプランはデータ容量が1GBのもののままで大丈夫と言うことになります。
このため幻の料金であった「auひかり+b‐mobile」と違い、「STAR Wifi(モバイルルーター)+b‐mobile」は、表中の料金そのままで使う事が出来ます。
ちゃんと使える組み合わせでの通信費トータル料金は
この様に、「STAR Wifi(モバイルルーター)+b‐mobile」は¥990プランを使えますが、
その他の回線と組み合わせる場合、スマホのプランは、使用量の少ない人でも5GB、一般的には10GBもプランが必要となります。
と言うことで、「ちゃんと使えるリアルな組み合わせ」で今一度比較してみたいと思います。
《使える組合せでの各回線の料金》
自宅回線 | 外出時の回線 |
光回線(マンションタイプ) auひかりマンションタイプ 光回線(戸建タイプ) auひかり戸建タイプ ケーブルTV回線 入間ケーブルTV モバイルルーター STAR Wifi | 《固定回線との組合せの時》 3大キャリアスマホ au(ピタットプラン5GBまで) 格安simスマホ b-mobile(5GBまで) 《モバイルルーターとの組合せの時》 3大キャリアスマホ au(ピタットプラン1GBまで) 格安simスマホ b-mobile(1GBまで) |
この結果から、ちゃんと使える組合せでの各ネット環境(=左の固定回線1個+右の回線から1個)の合計月額料金を、安い方から順に並べて行ってみましょう
ネット環境トータル料金 | ||
順位 | ネット環境 | トータル料金 |
1 | STAR Wifi +b-mobile | ¥4,000 |
2 | auひかりマンションタイプ +b-mobile | ¥4,765 ~¥7,365 |
3 | STAR Wifi +auピタットプラン | ¥5,990 |
4 | auひかりマンションタイプ +auピタットプラン | ¥6,755 ~¥8,355 |
5 | auひかり戸建タイプ +b-mobile | ¥7,949 |
6 | 入間ケーブルTV +b-mobile | ¥8,240 |
7 | auひかり戸建タイプ +auピタットプラン | ¥9,939 |
8 | 入間ケーブルTV +auピタットプラン | ¥10,230 |
この様に、ネットをちゃんと使う場合、最安の料金を叩き出すのは、「STAR Wifi(モバイルルーター)+b‐mobile」となりました。
STAR Wifi(モバイルルーター)+b‐mobileには
こんなメリットもあります
料金的に最安であった「STAR Wifi(モバイルルーター)+b‐mobile」ですが、実は使用感としてもメリットがあります。
b‐mobileは格安sim中で3位とは言え、回線速度は概ね5Mbpsと全てのインターネットコンテンツを快適に表示・再生出来る速度ではありませんでした。
反してモバイルルーターのSTAR Wifi、正直表の中に名前が出てきた時から「何この、ネ…モ…?」と言った方が多かったと思います。

このため、料金が安いにも関わらず、電波のつながり易さ・回線速度共に申し分無いモバイルルーターという事で、
一部で裏技的に紹介されているモバイルルーターとなっています。
自分自身、モバイルルーター+格安simが安くて快適という事で、当初何も考えずWiMAXを契約したのですが、
フタを開けてみると、電波の入り難さに定評があるWiMAX、自宅マンション内で電源を入れても、一切電波が入らず途方に暮れてしまいました。
泣く泣く電波が入るモバイルルーターをという事で探していたところ、最安なのに電波が入るSTAR Wifiを見つけ、実は現在STAR Wifiを使っています。
STAR Wifiの電波性能をご紹介しておきましょう
最後にb‐mobileのパートナーであるSTAR Wifi、せっかく自分自身契約しましたのでその電波のつながり易さ・回線速度をご紹介しておきましょう。
検証の場所としては、電波のつながり難い環境である①マンション内・②地下・③新幹線、また速度の出にくい④繁華街・⑤観光地などでも計測を行いました。
文章量がかなり多くなりましたので、詳しくは以下の記事に譲り、
▶ 実測の速度について
こちらでは、電波のつながりの悪い場所としては代表的な、地下での結果を簡単にご紹介しておきたいと思います。


電波状況
スマホの方は恐縮ながら拡大して見て頂ければと思いますが、地下2階での計測ながら、電波のつながりは良好でアンテナも全て立っていました。
速度
周囲にスマホを使っているユーザーも多いデパート内での計測でしたが、回線速度は21Mでした。
他の場所より速度は落ちましたが、Blu-rayレベルの高精細動画の再生を、余裕を持って出来る回線速度の3倍を記録しています。
使用感
一般サイトの閲覧は読み込みも速くサクサク表示してくれ、動画サイトも途切れや画質の低下なく再生できました。
この様にちょっと耳慣れないSTAR Wifiですが、SoftBank回線のおかけで電波がつながり易く、回線速度も申し分無いモバイルルーターとなっています。
b‐mobileのキャンペーンと強みのご紹介でした

以上、b‐mobileのキャンペーン・キャッシュバックについてからスタートし、b‐mobileの1番の強みの、最低料金の安さを活かした「通信費トータルで最安のインターネット環境」についてご紹介させて頂きました。
自分は現状、モバイルルーターとしてはSTAR Wifiを使っているものの、格安simはb‐mobile以外のため、最低料金期間が終わったらb‐mobileに鞍替えしようと画策しています。
こちらで最安インターネット環境としてご紹介したb‐mobileとSTAR Wifi、STAR Wifiの方では端末無料のキャンペーンも行っていますので、ぜひ公式サイトものぞいてみて下さい。
それでは皆さんの快適なインターネットライフをお祈りしています!
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